「お、襲…!?」
それって、どういう意味…!?
滝本くんの最後の言葉が、なんだか物騒に聞こえたんだけど…。
驚いて滝本くんを見上げたけど、すかさず向田くんが口を開いた。
「せっかく僕たち、緋奈ちゃんと同じクラスになれたんだし、もっともっと仲良くしたいしさ!…ね、嫌かな?」
向田くんたちの気遣い…それはあたしにとって、とても嬉しい。
他の男子生徒はまだどういう人たちなのか、はっきりわからないけど、向田くんたちなら______…
。
「…お願いします。」
あたしはみんなにぺこりと頭を下げた。
あたしも、もっともっとこの4人と仲良くなりたい。
この4人との出会いは、無駄にしたくない気がした。



