突然の眩しさで、ぱちくりと数回瞬きをした。
明かりに慣れた頃、あたしを抱きしめている人物を見上げた。
「______坂口くん…!」
「緋奈ちゃん、大丈夫…?」
あたしのことを抱きしめていたのは、坂口くんだった。
坂口くんは若干眉を下げて、あたしを見下ろしている。
電気のスイッチがあるところには、向田くんがピースサインをしてあたしの方を見ていた。
そして坂口くんの後ろには、壁にもたれかかった滝本くんと相葉くんがいた。
み、みんな…どうしてこんなところに…?
ピースサインをすとんとおろした向田くんが、にんまりとした顔で口を開く。
「僕たち、教室で緋奈ちゃんと別れてから、これから授業サボれそうな場所探してたんだよね〜。」
えっ…!
それは不真面目です…向田くん…。
みんな、まだ帰っていなかったんだ。



