「あっ!待ってよ!」
すかさず、パソコン部?の3年生たちもコンピュータ室を飛び出して、あたしを追いかける。
だ、男子たちは追いかけっこが好きなの…!?
って、走ってるのはあたしだけどさ!!
「いやーっ!!」
もう、入学初日からハードすぎだよ…!
…多分、あたし1人では逃げ切れない。
朝は、相葉くん…が助けてくれたから、何事もなかったけれど。
今回はもうダメだ。
あたしが男の子の脚力に勝てるわけがない。
…誰か、助けて!
息が上がっている中、走りながらぎゅっと目を瞑り、心の中でそう願ったその時…。
「______緋奈ちゃん!」
誰かが、あたしを呼んだ。
「…わぁ!?」



