「でも僕らは、もう友達だし!!ね、緋奈ちゃん!困ったことがあったらいつでも言ってよ!」
ぱっと体を離して向かい合うようにあたしの両肩に手を置きながら、向田くんは笑顔を向けてくれた。
すっごい、とってもかわいい笑顔であたしは思わずキュンとしてしまった。
入学早々、こんなに優しい人たちに出会えるなんて。
あたし、本当に恵まれていると思う。
「向田くん…ありがとう…!」
「僕も魁斗も優介も翔も、みーんな緋奈ちゃんの友達だよ!」
「…おい陸、なんで俺が入ってんだよ。」
向田くんの言葉にすかさず反応したのは、相葉くん…。
相葉くんがしゃべった…!
相葉くんはこちらの会話を聞いている素振りもなく今までずっと無言だったので、思わず感動してしまう。
…って、それに感動するんじゃなくて、今は友達という言葉を否定されてしまったことにショックを受けるべきかな…?



