「うん。俺たち4人は、小学校からの付き合い。高校も、偶然4人一緒に受験したんだ。」
「へえ、そうなんだ!」
じゃあ、4人は幼なじみなんだね。
とても仲が良い雰囲気が、最初からすごく伝わってきていた。
「緋奈ちゃんは、どうしてこの学校を受験したの?ここ共学だけど数年前まで男子校で、これまで女子生徒は入学していないって有名だったんだけど…?」
少し不思議そうな顔をしてあたしに首を傾げた坂口くん。
そ、そうなの…?
数年前までは、男子校だったんだ…。
あたし…全然知らなかったよ。
それは女子生徒がいないって言われても、少し納得してしまう。
「あたしは…志望校落ちて、私立も受けてなかったから定員割れしていたこの高校を2次受験したんだ。」
「へぇ〜そうなんだ。大変だったねえ。」
うん、大変でした、坂口くん…。
3月は本当に忙しくて、目が回りそうだったよ…。
でもお母さんと中学校時代の先生のサポートのおかげで、今こうやって入学式を迎えることができている。
本当にありがたい。



