えっと、この人もみんなの知り合い…かな?
あたしは首を傾げた。
「あははっ、きょとんとしてる緋奈ちゃん、かわいいな。」
「なっ!?さ、坂口くん…っ!」
あたしのことをからかって言ったのだろうけど…坂口くんから急にそう言われて、びっくりして目を見開いた。
か、かわいいなんて、あるわけないよ…。
「ほーら。優介も自己紹介しろよ?」
坂口くんが話しかけてる子は…優介くん…ていうのかな?
その人は、坂口くんたちに向けていた視線をゆっくりとあたしの方に移した。
自然と、あたしたち2人の視線がバチっと合う。
うっ…綺麗な暗めの茶髪に、くっきりとした二重、高い鼻…。
この人も、すごくイケメンさんだ。
というかみんな、4人ともイケメンさんすぎる…!
あたしの周りが、やけに神々しい。
自分のちんちくりんな容姿が、よくない意味で目立つと言うか…。
あたし、この席に座っていていいのかな。
なんだか烏滸がましく感じる。
「…滝本 優介。」
「あっ、あたし、中村 緋奈です!!よろしくお願いします!」



