工業高校のイケメン達に愛されて【上】




父親は、何も悪くないのに。


その時の俺は、母親がいなくなってしまった寂しさでただただ涙を流していた。


だけど父親は、ほぼ家には帰ってこられないから、俺は近くに住んでいる祖父母の家にしばらく預けられることになった。


そして、父親から聞いてあとで知ったんだ。


母親は、ずっとずっと不倫をしていたんだっていうこと。


母親は、父親が家に帰ってくるタイミングを見計らっていなくなったんだ。


父親に内緒で、男に会いに行って、まだ幼かった俺を置いて…駆け落ちした。


その事実を知ってから、俺は“母親”が大嫌いになったんだ。



そしてその頃、小学校では。



『あたし、○○くんが好き!』



…と、女子が男子に告白するというよくわからないブームが起きていた。