工業高校のイケメン達に愛されて【上】




相葉くんは階段を登って、右の突き当たりの部屋へと歩き進んだ。


前にも入ったことのある、相葉くんの部屋だ。


ストン…とあたしをゆっくり下ろして床に座らせてくれた相葉くん。


相葉くんを見上げると、少しだけ眉を下げてどこか心配してくれているような…そんな表情をしていた。



「相葉くん…。」



あたしが名前を呼んだその瞬間、また大嫌いな音が、あたしの耳に響く。




ピシィィ…ドシャーーン!



「きゃっ…」



そしてまた、体を丸めて耳を塞いで俯いた。


俯いていると、ふわりと大きな何かに包まれた。



…相葉くんに、抱きしめられているんだ。



今はとにかく雷が怖くて、気が動転していて、何も考えられない…。


だけど、このぬくもりは、とても落ち着く___。



「怖くねぇから。…大丈夫。」



小さく低く、相葉くんがつぶやく。


あたしの頭をぽんぽんと優しく撫でてくれる。