工業高校のイケメン達に愛されて【上】




ドライヤーのスイッチを切って、コンセントを抜いてコードをまとめてテーブルの上へ戻した。


ドライヤーの音がなくなると、また雨の音がザーーって聞こえてくる。


ボタボタボタって、屋根から水が垂れている音もする。


テレビはついているけど、1人で大きな部屋で過ごすのは心細い。


相葉くん、まだ戻ってこないなあ…。


けど、ゆっくり入ってきてもらった方がいいもんね。


相葉くんが戻ってきたら、どうしよう、なんの話をするべきかなぁ?


と、考えていたその時…。



ゴロゴロゴロ…



「…ひっ」



あたしは、ある音に肩をびくつかせた。


な、なに…いまの音…?


も、もしかして…っ!



ゴロゴロ…ドォン…



「か、みなり…?」



や、やだやだやだ。


あたし…雷、大嫌い。


ど、どうしよう。


心臓がさっきよりも速く脈打つ。