「…俺もシャワー浴びてくる。」
「あ、うん!いってらっしゃい!」
「そこらへんで適当にゆっくりしてろよ。あ、ドライヤーそこのテーブルに置いといたから、使えば。」
「わかった、ありがとう!」
あたしがお礼を言うと、相葉くんはリビングから出て行って扉をパタンと閉めた。
うん。
やっぱり相葉くん、なんか優しい。
あたしたちが、友達になったから。
きっと、だからこんなに優しくしてくれるんだ。
1人になった大きめのリビング。
テレビの音だけが部屋中に響いている。
そしてよく耳を澄ますと、ザーーっていう水の音が外から遠く聞こえてくる。
ああ。まだ、雨やまないんだあ…。
というか、ここに着いた時よりさらに雨が強くなっているのは気のせいかな。
濡れた髪の先から雫が落ちていることに気づいて、ドライヤーに手を伸ばす。



