工業高校のイケメン達に愛されて【上】




「…俺もシャワー浴びてくる。」


「あ、うん!いってらっしゃい!」


「そこらへんで適当にゆっくりしてろよ。あ、ドライヤーそこのテーブルに置いといたから、使えば。」


「わかった、ありがとう!」



あたしがお礼を言うと、相葉くんはリビングから出て行って扉をパタンと閉めた。


うん。


やっぱり相葉くん、なんか優しい。


あたしたちが、友達になったから。


きっと、だからこんなに優しくしてくれるんだ。


1人になった大きめのリビング。


テレビの音だけが部屋中に響いている。


そしてよく耳を澄ますと、ザーーっていう水の音が外から遠く聞こえてくる。


ああ。まだ、雨やまないんだあ…。


というか、ここに着いた時よりさらに雨が強くなっているのは気のせいかな。


濡れた髪の先から雫が落ちていることに気づいて、ドライヤーに手を伸ばす。