工業高校のイケメン達に愛されて【上】




どどど、どうしよう…。


男の子のお家にひとりで上がるなんて、はじめてだよ。


雨が降ってきちゃって急いでいたからなにも考えていなかったけど。


今更になって、緊張してきた。


当たり前だけど慣れたようにさっと部屋へ上がり込んだ相葉くんをよそに、あたしは玄関に立ち尽くす。



「なにしてんの?…入れよ。」


「あ、ご、ごめ…、…っ!」



相葉くんにそう促されたので、靴を脱ごうとすると白くてふわふわなタオルを投げられた。


あたしはそれを胸にキャッチする。


スゥーっと鼻の通るいい匂いがする。



「あ、ありがとう!」



受け取ったタオルで、すっかりびしょぬれになってしまった頭を無造作に拭いた。



「軽く拭いたらシャワー使え。服は脱衣所の乾燥機使っていいから。」



………………。



「えっっっ!!?」



今日1番、大きな声が出たんじゃないかと思う。