工業高校のイケメン達に愛されて【上】




あわわわ、夏の薄着だしあっという間に服に雨粒のシミがついていく。


ど、どうしよう。


ずぶ濡れで電車に乗るのも、確かに嫌かも…。


相葉くんが家に寄ってけばって、そう言ってくれているんだし…。



「じ、じゃあお言葉に甘えて…!」


「ん。」



そうして、あたしは相葉くんのお家にお邪魔することになった。


“行くぞ”と一言そういわれて、早足で彼のあとをついていった。


それに比例するように雨もどんどん強くなっていった。


相葉くんが言ったとおりほんの2分ほどで、彼の自宅へ、ごくごく普通の一軒家へたどり着いた。


その頃には服は水分を含んで重たくなってしまっているし、髪ももちろん濡れてぺちゃんこで。


…前にも相葉くんが風邪をひいたときに、滝本くんと2人で家に押しかけたことがあったなあ。



「入れよ。」


「う、うん。お邪魔します…!」



あたしと同じくびっちょり全身が濡れてしまった相葉くんに、家に入れてもらった。