あわわわ、夏の薄着だしあっという間に服に雨粒のシミがついていく。
ど、どうしよう。
ずぶ濡れで電車に乗るのも、確かに嫌かも…。
相葉くんが家に寄ってけばって、そう言ってくれているんだし…。
「じ、じゃあお言葉に甘えて…!」
「ん。」
そうして、あたしは相葉くんのお家にお邪魔することになった。
“行くぞ”と一言そういわれて、早足で彼のあとをついていった。
それに比例するように雨もどんどん強くなっていった。
相葉くんが言ったとおりほんの2分ほどで、彼の自宅へ、ごくごく普通の一軒家へたどり着いた。
その頃には服は水分を含んで重たくなってしまっているし、髪ももちろん濡れてぺちゃんこで。
…前にも相葉くんが風邪をひいたときに、滝本くんと2人で家に押しかけたことがあったなあ。
「入れよ。」
「う、うん。お邪魔します…!」
あたしと同じくびっちょり全身が濡れてしまった相葉くんに、家に入れてもらった。



