工業高校のイケメン達に愛されて【上】




「そ、そうだったんだ。あたし、ニュース見るの忘れちゃって…知らなかった。ていうか、とにかく早く帰らないとだね!」


「…あぁ。」


「ごめんね、相葉くん。気をつけて帰ってね!」



あたしも、早く帰らないと。


とりあえず駅までダッシュしよう、ちょっと距離あるけど…!


って、そう思ってたけど。



「…俺んち、早足で帰ればここから2分くらいで着くから寄ってけば。」



まだおでこに手を当てたままの相葉くんがあたしを見下ろしてそんなことを言うものだから、



「へっ!!?」



ビックリして思わず、素っ頓狂な声をあげてしまった。



「傘持ってないんだろ?それにずっとここで立ち止まってたらどんどん濡れる。」



相葉くんは平然とした態度で言葉を並べる。


た、たしかに。


それに、さっきよりもどんどん雨脚が強くなっていってる…。