「かわいい、緋奈ちゃん。」
「な…んで…っ」
「僕のこと…男として、意識してくれてるんだよね?」
ぴくりと肩を震わせた。
陸くんの声が、吐息が、あたしの首筋にかかってゾワゾワする。
この、大人っぽくて不敵な笑みを浮かべる目の前の男の子は…ほんとに陸くんなの…?
「そのわりに、なんの疑いも迷いもなく自分の家に男を招き入れるなんて、無防備だよね〜?」
「む、無防備…?」
って、どういう意味…?
陸くんはきょとんとしているあたしを見て、おかしそうにクスッと笑っている。
腕は、変わらず頭上で陸くんの片手に拘束されている。
「陸くん…っ!」
「ねえ僕、本気になっていい…?」
「ほん、き…?」
どういうことなんだろう…。
さっきから、陸くんの言っていることがよくわからない…。
だけど、ものすごい力強さで圧倒されてしまう。



