工業高校のイケメン達に愛されて【上】




「きゃっ…」



次の瞬間、視界がぐるりと回転した。


背中には、フローリングの冷たい感覚が伝わってきて、ぞわわっと軽く身震いを起こした。


極め付けに目の前には、陸くんのお顔のドアップ。


陸くんの奥には、あたしの部屋の白い天井が、見える…。



「り、陸くん…?」



あたし、今…陸くんに押し倒されてる…!?


え、えっと…どうして…?


陸くんは、あのとき…はじめて勉強会をしたときと同じ______…意地悪そうな、クールで余裕を持った表情で、あたしのことを真上から見下ろしていて。


陸くんの両腕は、あたしの顔の横に、それぞれ手を地面につけている。


すると、弧を描いた陸くんの唇がゆっくり開いた。



「…嬉しいな。緋奈ちゃん、僕に緊張してるんだ?」


「………っ」



陸くんに図星をつかれて、なにも言えない。



「そんな真っ赤になっちゃって…。緋奈ちゃんはほんとにかわいいね。」