工業高校のイケメン達に愛されて【上】




「え…えっと…、」


後ずさりしたあたしに、ゆっくりと近づいてくる陸くん…。


また、あたしたちふたりの距離が近づく…緊張に耐えられなくなって、ぎゅうっと目を閉じた。



「緋奈ちゃん…僕のことイヤ…?」


「へっ…?」



あたしは、ぎゅっと閉じた目を開けた。


陸くんの顔が、あたしの目の前に。



「嫌いになったかな?」


「ちが…っ」



切なげに言葉を発した陸くんは、表情も切なそうで…。



イヤとか、嫌いだなんて、そんなんじゃないよ…!


わたわたと手を動かして、あたしは口を開いた。



「ごめんね陸くん…あたし、緊張しちゃって…!そ、それに、なんだか今日陸くんすごくいい匂いするしっ、気づいたら春よりも少し体大きくなったかも…とか、か、かっこよくなってきてる…とか、色々考えちゃって…っ」



なんて、ヘンタイと勘違いされちゃいそうな言い訳しかできなくて。


ああもう、自分が恥ずかしい…!



「へえ…?」



すると、切なげな表情をしていた陸くんが、気づくと余裕の表情に変わっていて。