「あ、えっと。ここはね____…」
あたしは今さっきこの問題を解いたところだったので、教えられる。
隣同士で話をしてるので、自然と体ごと近寄ることに…。
普通にさっき隣に腰掛けた時より、さらに近く。
うぐ…っ。
恥ずかしい…。
陸くんが、少し下に頭を下げてあたしの話を聞いていて…。
陸くんのながーいまつげにあたしの視線が釘付けに…。
お肌もすべすべで真っ白だ。
はあ…いいなあ…うらやましい。
うっとりしてしまって、思わずため息が出ちゃう…って、今は見惚れている場合じゃなかった…!
あたしは心の中で慌てて、陸くんに問題を教えることに意識を集中した。
「__それで、この答えになるの。」
「おおー!さすが緋奈ちゃんっありがと!」
どうやら、あたしの解説で陸くんも理解してくれたみたい。
ほっ、よかったあ〜。
…あれ?
ふと、シャーペンを持つ陸くんの右手が目に入った。
…気のせいかな。



