工業高校のイケメン達に愛されて【上】




滝本くんに絆創膏も貼ってもらったし、帰りは歩ける。


ってそう思ったんだけど。



「おい、魁斗。こいつのバッグとヨーヨー持って。」



…と、滝本くんがあたしの荷物を奪って坂口くんに手渡した。


えっと…な、なんで?


と思ったら滝本くんは次にあたしの方を向き。



「おい。お前、浴衣の裾まくれ。」



と、衝撃的な一言を放った。



「へっっっっ!!?!?」



キーーンと耳に響いたのか、滝本くんは両耳を塞いで、坂口くんの顔は微笑のまま固まった。


あ、ごめんなさい…。


一瞬、冷静になって心の中で謝ったけど。


…って、浴衣まくれって一体、な、なんで…!?


裾なんてまくったら結構膝上の方までまくることになっちゃう。


浴衣の裾をまくってどうするんだろう…?


滝本くんは、耳を塞いでいた自分の手を退かして口を開いた。



「…うるせぇな、いいから早く。…自分でやんないと俺が無理やりまくるぞ。」



は、はい!??