工業高校のイケメン達に愛されて【上】




「へっ!?むむむむ、むり…恥ずかしい!話せない!」


「…しゃべってんじゃん。」



……………。



「…ぷっ」



「「あはははっ!」」



無言が恥ずかしいと思ったら、今度は特になにもないのに、顔を見合わせて笑ってしまう。


こんなふうに、ふたりで無邪気に笑い合ったのは初めてだ。


なんだろう。


なんだか、変な気持ち_____…。




「___おーい!おまたせ!」



すると、坂口くんが手を振りながら走って戻ってきた。


滝本くんはあたしの肩から手を離して、坂口くんに向かって片手をあげた。



「坂口くん、おかえりなさい!」


「ただいま…って緋奈ちゃん?足、大丈夫?!」



下駄を脱いだままだったので、坂口くんにも靴擦れしてしまったことを話して、謝った。



「緋奈ちゃん、謝らないで。むしろこんなにかわいい格好してきてくれて、ありがと!」



坂口くん…優しい。


こんな些細なことでありがとう、って言ってくれるなんて。