工業高校のイケメン達に愛されて【上】




あたしは、俯いてぎゅっと拳を握って滝本くんに謝った。



「ご、ごめ…ん。ふたりに、迷惑かけたくなくて…。」


「はあ…お前なぁ…。」



ため息をついた滝本くんは、どこか面倒くさそうで。


後頭部をガシガシとかいている。


その様子に、少し胸が痛んだ。


すると、滝本くんは自分のズボンのポケットから、絆創膏を…2枚取り出して。


へっ…?


すると、1番擦れがひどいあたしの両足の親指にその絆創膏をぺたりと貼ってくれた。



「たまたまあったから。2枚しかないけど、貼っとくかんな。」


「あ、ありがとう…。」


「はあ…。下駄なんて履いてくるからこんな…。」



また、ため息をついている滝本くん。


…やっぱり迷惑だって、思ってるよね…。


そりゃ、そうだ。


それに、坂口くんはあたしの浴衣姿褒めてくれたけど、滝本くんには…特に何も言われてない。