工業高校のイケメン達に愛されて【上】




滝本くんは突然、あたしの脇を抱えて。


もう一度、塀に強制的に座らせられた。


そして滝本くんはしゃがんで、あたしの下駄を…脱がせた。


そっと脱がしてくれたんだけど、また擦れた痛みを感じて顔を歪めた。


滝本くんも、眉をしかめた。



「あ…っ」


「お前…。」



ど、どうしよう…。


下駄を脱いだことで、擦れる痛みからは解放されたけども、皮膚がじんじんとする感覚は変わらない。



「…いつからだよ、これ。」



きっとあたしの足、皮がむけて赤くなってる。


足元がよく見えないけど。



「え…っと、河川敷に向かう前くらい、かな…。」


「…やっぱりな。」


「え…?」


「足。少しひきずってんなとは思ってた。でも、ここまで真っ赤になって…。なんで、早く言わねぇんだよ。」



滝本くんの鋭くなった表情にあたしは、怯んだ。


滝本くんのこの表情は…きっと、怒っている。