工業高校のイケメン達に愛されて【上】




あたしに短く返事をした滝本くんは、腕を組んで伸びをしている。


あたしは、塀に座っていて少しお尻が痛くなったので、立ち上がった。


…それが、裏目に出た。



「いた…っ!」



すっかり靴擦れしたことを忘れていて、立ち上がった瞬間に足に擦れた痛みが走った。


じんじんと響くほど…結構傷になっちゃってるのかな…。


小さくつぶやいたあたしの声は、滝本くんに聞こえてしまっていたみたいで。



「…どうした?」



滝本くんも立ち上がり、あたしの顔を真正面から覗き込んで首を傾げた。


や、やばい。


ここで足が痛いなんて言ったら、2人に大迷惑だ。


言えない。



「な、なんでもないっ!」



あたしは慌てて首を横に振った、でも…。



「…お前、もう一回座ってみろ。」


「えっ…わあっ!?」