工業高校のイケメン達に愛されて【上】




あたしたち3人は、時々ぽつり、綺麗…とつぶやいて、それ以外は無言で空を見上げていた。


咲いては消えてく花火を、いつまでも見上げていたいと思った。


…だけど、楽しい時間ほどタイムリミットは早く来てしまうもので。


フィナーレを迎えた花火は、まるで“ありがとう”と言うように、空にたくさんのキラキラを咲かせた。


最後の一発は30分の間で1番大きな、金色のキラキラが、空一帯に咲いた。



そして余韻を残して…散っていった。


散りゆく花火とは裏腹に、鳴り止まない拍手と歓声。


あたしも、感動してしまってずっと拍手をしつづけた。


けど、終わってしまったんだなって、少し寂しい気持ちもある。


できることならもっと見ていたかったなぁ。



「緋奈ちゃん、すごく綺麗だったね。」