「う、うるせーっ!」
滝本くんは口では悪態をつきながら、おいしそうにチョコバナナをもぐもぐと食べはじめた。
「なんか、滝本くんかわいいね。」
「はあ?お前ぶっ飛ばすぞ。」
「優介、女の子にその言葉は禁止!」
「あははっ!」
滝本くんは、照れてる時でもどんな時でも口が悪い。
それを見ていつも叱っている坂口くんと二人の光景が、なぜだか安心感がある。
さっきまであたし、あんなに緊張してたのに。
気がついたら、お腹を抱えて笑っている。
楽しいなあ。
坂口くんもあたしを見て笑ってくれて。
滝本くんの方はまだ顔を赤くしてて、納得がいかないと言うような表情をしていたけど。
そのあとも、3人で屋台の並んでいる河川敷をぶらぶらと歩きまわる。



