「ふーっ…」
落ち着いて。
深呼吸、深呼吸…。
目を瞑り、胸に手を当てて数回深呼吸をした。
ここまできたらもう、逃げるわけには行かない…!!
よし、腹をくくって、教室に入るぞ…!
意を決して、あたしは教室の扉の手掛けを右手で掴んだ。
___ガラッ!
そして、勢いよく扉を開けた瞬間…その向こう側の光景に…愕然とした。
教室には、きれいに机と椅子が並べられていた。
そして…その机と椅子に、新入生たちが静かに着席している。
でも…あたしが見る限り…この教室にいる人たちはみんな、あたしと同じ制服を着た…男の子たち…だったんだ。
あたしは、ごくりと唾を飲み込んだ。



