工業高校のイケメン達に愛されて【上】




「………っ!?」



あたしと目が合うなり、驚いたように目を見開くお二人。



「ひ、緋奈ちゃん…」


「あ、はは…」



坂口くんは目を見開いてて、滝本くんは口までぽかんと開けてしまっています…。


2人ともこの反応…ということは、やっぱり似合わなかったかな…。


ズキッと、心が痛む音がした。


2人は硬直したまま…何も言ってくれなくて。


やっぱり、引かれてしまったんだ…。


あたしは、どんどん目頭が熱くなる。


せっかくお母さんが着せてくれたものだから、悲しいけど…。



「ご、ごめんっこんな格好してきて…っあたし、戻って着替え…、」



着替えてくる。と言おうと思ったんだけど、坂口くんが阻止するように、あたしの腕を掴んだ。


あたしは驚いて、坂口くんを見上げた。



「わ…っ!坂口くん…?」


「違うよ、緋奈ちゃん!…ごめんね、まさか浴衣できてくれるなんて思ってなくて、その…びっくりして。」