「………っ!?」
あたしと目が合うなり、驚いたように目を見開くお二人。
「ひ、緋奈ちゃん…」
「あ、はは…」
坂口くんは目を見開いてて、滝本くんは口までぽかんと開けてしまっています…。
2人ともこの反応…ということは、やっぱり似合わなかったかな…。
ズキッと、心が痛む音がした。
2人は硬直したまま…何も言ってくれなくて。
やっぱり、引かれてしまったんだ…。
あたしは、どんどん目頭が熱くなる。
せっかくお母さんが着せてくれたものだから、悲しいけど…。
「ご、ごめんっこんな格好してきて…っあたし、戻って着替え…、」
着替えてくる。と言おうと思ったんだけど、坂口くんが阻止するように、あたしの腕を掴んだ。
あたしは驚いて、坂口くんを見上げた。
「わ…っ!坂口くん…?」
「違うよ、緋奈ちゃん!…ごめんね、まさか浴衣できてくれるなんて思ってなくて、その…びっくりして。」



