工業高校のイケメン達に愛されて【上】




「緋奈、似合う!若い頃の私にそっくりだわ〜っ!」


「ありがとうお母さん。…で、でも、こんなのみんなと出かけるのに浴衣なんて着て行ったら、ドン引きされないかな…?」


「え?されるわけないじゃない!土曜日はお母さんお仕事2時に終わるから帰ったら着付けしてあげるっ」


「は、はい…」



母の圧力にまたまた勝てず。


でも、浴衣すごくかわいいし…着て出かけたい気持ちがすごーく大きい。


坂口くんや滝本くんに笑われないように、髪型もメイクもちゃんとしておしゃれして行こう…。


あとでヘアカタログを漁ろうっと。


とりあえず着るものが決まった…正確には決められたので、次はバッグとヘアアクセサリーをあれよこれよと探しまくった。


なんとか、当日の身につけるものが全部決まったので、それをまとめて部屋の隅っこへ準備しておいて。




…そして、2日が経つのはあっという間で。