工業高校のイケメン達に愛されて【上】




相葉くんが横たわっていたベッドに目を移す。


それは仕切りが開いていて、もぬけのからだ。


…ちゃんと帰れたのかな。なんて、さらに心配になる。



「陸くん。相葉くん、ちゃんと帰れてるかな…?」


「緋奈ちゃん…」



陸くんも眉を下げて、心配そうな様子で。



「とりあえず、翔には連絡してみるよっ!魁斗と優介ももうすぐ掃除終わるだろうし、2人のところに行こう?」



そう言って陸くんは、あたしの頭をぽんぽんと撫でてくれた。


あたしは陸くんの言葉に、首を縦に振った。


そしてあたしたちは、舞先生に挨拶をして保健室をあとにした。



「…緋奈ちゃん、翔のこと心配?」



静まり返る廊下、坂口くんと滝本くんの元へ向かう途中に陸くんにそう聞かれた。