きっと横沢がうるさくてストレス溜まってるんだな、俺。
基本的にクラスの奴らはみんな授業聞いてねえから、常に無法地帯でうるせえんだけど。
あいつ、横沢は本当に耳障りだし目障り。
…とりあえず学校は行くけど、だるかったら授業サボるか。
そう考え、俺は自宅をあとにした。
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朝礼の直前。
俺は滑り込みで教室に入り、同時にチャイムが鳴った。
まだ担任は教室には着いてなくて。
セーフ、と心の中で呟いた。
「相葉くん、おはようっ」
前の席の中村が、最初に俺に声をかけた。
こいつは、今日も笑って俺に話しかけてくる。
「ん…」
俺は表情を変えず、短く返事をして自分の席に着く。
…あー、体がだるい。



