「坂口くんと滝本くん今日掃除当番でっ、陸くんも用事があって帰っちゃってっ、あたしでごめんなさいっ」 目の前の女は、顔を真っ赤にしてなんだか一生懸命喋ってる。 …あいつらは、先に帰ったのか。 こいつ…中村は、わざわざ俺のために残ってくれていたってワケだ。 …いつも俺は、こいつのことを邪険に扱ってばかりなのに。 なんで…。 「…別に謝んなくていい。」 「あっ、ごめんなさい…」 また謝られる。 謝るのが癖か? そう感じたのと同時に中村がまた話し出す。 「あっ、また謝っちゃった、えへへ…」