工業高校のイケメン達に愛されて【上】




まだすやすやと眠る滝本くんを見つめた。



コンコン…


すると、ノックの音が部屋に響き、室内からの返事を待つ前にガラッと扉が開かれた。



「失礼しまーす…あっ!緋奈ちゃん!」


「緋奈ちゃん…大丈夫か?」


「陸くん、坂口くん!それに、相葉くんも…。」



ノックの音の主は陸くんたちだったみたいだ。


陸くんと坂口くんが室内に入ってきて相葉くんも2人の後ろに続いてこちらに歩み寄ってきた。



「あの…心配かけてごめんなさい…。」



3人は、もう制服に着替えていた。


球技大会は、終わってしまったんだ…。


少し胸が痛んだ。



「試合は二回戦で2年生チームに負けちゃった。まだ勝ってれば今頃準決勝だったのに、ごめんね緋奈ちゃん。」



坂口くんは顔の前で手を合わせて、眉を下げた。


謝らないで…坂口くん…。


坂口くんが…みんなが謝る理由なんて、なにもない。