工業高校のイケメン達に愛されて【上】




意識が朦朧として、その声がどんどん遠ざかっていく。



「…緋奈!しっかりしろよ!」



…あたしのことを呼んでいるのは、滝本くん…?


いつも、チビとかマリモって呼ぶくせに。


今滝本くん、あたしのこと名前で呼んでる、気がする。


その声は焦っていて、でもその中に優しさ、温もりが感じられた。



「緋奈…!」



必死にあたしを呼ぶ声と同時に、誰かによってあたしの体が抱き上げられた。


意識が朦朧としてるから、誰なのかわからない。



…でも、あったかいや。


あたしを抱き上げた人物に居心地の良さを覚えながら、あたしは意識を手放した_____。