工業高校のイケメン達に愛されて【上】




優介にしてはまともな意見だな。


と、俺は率直に思った。


…教室で、緋奈ちゃんのことチビ、だなんていじめていたけど。



『確かに。俺らはもう緋奈ちゃんの友達なんだし、緋奈ちゃんが嫌がるようなことはしないよな。』



俺も、優介の意見に賛同する。



『はあ?俺は興味ねえから。』



ここに1人だけ、反対の言葉を述べるのが翔。


現に朝助けたって言ったくせに…と思ったけど。


極端に女嫌いの翔に、何も言うつもりはない。



『翔は黙ってて!もう決まりだねっ!みんな緋奈ちゃんのことちゃんと守ろう!』



陸が明るくそう言ってその場をおさめたんだ____。