悔しいけども、俺だって負けていられねえ。


今のままでは、ダメだ。


まずは、緋奈ときちんと話すこと。


…そこから、始めなければ。


今まで、恋なんて特に興味なかった。


こんなのは初めてだ。



…緋奈に対するこの気持ちは、大切にしたい。


どうにかして、緋奈と仲良く…なりたい。


陸には…いや、あいつら3人には、どんなに普段から仲良くても、気の許した幼なじみでも、緋奈のことは譲りたくない。


高校生になってすぐ、俺ははじめての恋を知ったんだ。