工業高校のイケメン達に愛されて【上】




きょとんとして、その女…中村 緋奈も俺を見つめる。


俺を見つめるその瞳は、ゆらゆらと揺れていて。


首を傾げて不安げな表情を向けられ、俺はまた胸がときめいてしまった。


うぐっ…かわいい…。



「な、なにか…?」



少し眉をひそめて、そしておどおどしながら俺に話しかけてくるそいつ。


やべ…思わず見つめすぎた…。


ど、どうするか…。


ごまかすため、なんとかその場を乗り切るため、必死に考えた結果_____…。



「…超チビ。」



…なんて、ほんとはそれがかわいいと思ってるのに、いじわるっぽくそういってしまった。