そんでなんだかんだバランス取れてるこの4人が、俺は好きだったりする。


教室へ着き、俺が扉に手をかけた。



______ガラッ



「うわぁ…。」



教室の扉を開けて俺が目にしたのは、男、男、とにかく男。


俺はその風景に苦笑いを浮かべた。


…むさ苦しい。


この教室に、女はひとりもいない。


やっぱ噂通り、この学校には女子生徒はいねぇんだな。


まあ別に…興味ねえし。


女がいてもいなくてもどっちでもいいけど。



「お、俺ら席もみんな近いじゃん!」



黒板に貼られた座席表を、俺らに指差した魁斗。


俺らは、全員列の後ろの方の座席だった。


この席順でしかも後ろの方の席とか、ラッキーじゃん!