「ふふ…緋奈ちゃんかわいかったな〜。あれ、優介も一緒に勉強したかった?」
「………………」
僕は続けて優介を茶化すように、緋奈ちゃんのことを自慢した。
別にこれは、喧嘩とかじゃないよ。
うーん…挑発、かな?
黙ったままなーんにも言わない優介。
だけど、不機嫌な顔はすこーし赤い。
「また、僕たち勉強する約束したんだよっ!」
なんて胸を張っていってみた。
本当はできなかったんだけど。
けど、優介の反応が面白いから。
ちょっといじっちゃおーっと。
僕は、またこれから緋奈ちゃんに勉強しよー!って誘うしね、必ず。
あ、そうだ、これも言っとこ。



