工業高校のイケメン達に愛されて【上】




「ふふ…緋奈ちゃんかわいかったな〜。あれ、優介も一緒に勉強したかった?」


「………………」



僕は続けて優介を茶化すように、緋奈ちゃんのことを自慢した。


別にこれは、喧嘩とかじゃないよ。


うーん…挑発、かな?


黙ったままなーんにも言わない優介。


だけど、不機嫌な顔はすこーし赤い。



「また、僕たち勉強する約束したんだよっ!」



なんて胸を張っていってみた。


本当はできなかったんだけど。


けど、優介の反応が面白いから。


ちょっといじっちゃおーっと。


僕は、またこれから緋奈ちゃんに勉強しよー!って誘うしね、必ず。


あ、そうだ、これも言っとこ。