「俺、そろそろ部活行かねぇと」 「あ、うん。頑張って」 湊は歩き出したあと、少し先で立ち止まった。 「なに?どしたの?」 あたしの言葉に湊は振り返る。 そして湊はあたしのところに戻ってきて、 あたしの耳元に、いきなり顔を近づけてきた。 湊の髪から、ふわっといい匂いが香る。 え……?何……? 驚いたあたしは、固まって動けなくなる。