「瑠星ぼけーっとしないで早く食べちゃいなさいよ」
ぼんやり考えていたら、母さんに急かされてしまった。
おかげで飲み込むように全て食べ終え、俺は未菜と部屋に向かった。
「りゅーちゃんって寝相悪いの??」
「なして?」
俺が聞き返すと未菜は俺の頭を指さした。
それに釣られるように手を頭に置く。
あっ...寝癖......
てか...服装とかばっちり決めたいとか言ってたけど、今の俺の状態ってスウェットに寝癖...最悪だ。
「......っ...たまたま...だよ」
今朝あんなに意気込んでたのに...よりにもよって本人に指摘されるとか恥ずかしさで、潰れそう。
「りゅーちゃん!」
ガバッ!──
そんな俺の背中に未菜は抱きついてきた。
「ちょ、なにして「りゅーちゃん可愛いよ?」」
うっ......
身長差がそこまでない俺達。
未菜は俺の肩に顔を預けていた。
今俺の顔が未菜に見えなくてよかった...
見られてたら顔が赤いのがバレてしまう。
そうとなればいよいよ格好がつかない。
「...お、俺...着替えるから!一旦部屋から出て!」
今出来る最大限の照れ隠し。


