【完】36℃の思い〜世界で1番大切なキミへ〜



「瑠星ぼけーっとしないで早く食べちゃいなさいよ」



ぼんやり考えていたら、母さんに急かされてしまった。

おかげで飲み込むように全て食べ終え、俺は未菜と部屋に向かった。



「りゅーちゃんって寝相悪いの??」



「なして?」



俺が聞き返すと未菜は俺の頭を指さした。

それに釣られるように手を頭に置く。



あっ...寝癖......



てか...服装とかばっちり決めたいとか言ってたけど、今の俺の状態ってスウェットに寝癖...最悪だ。



「......っ...たまたま...だよ」



今朝あんなに意気込んでたのに...よりにもよって本人に指摘されるとか恥ずかしさで、潰れそう。



「りゅーちゃん!」



ガバッ!──



そんな俺の背中に未菜は抱きついてきた。



「ちょ、なにして「りゅーちゃん可愛いよ?」」



うっ......



身長差がそこまでない俺達。

未菜は俺の肩に顔を預けていた。



今俺の顔が未菜に見えなくてよかった...

見られてたら顔が赤いのがバレてしまう。

そうとなればいよいよ格好がつかない。



「...お、俺...着替えるから!一旦部屋から出て!」



今出来る最大限の照れ隠し。