【完】36℃の思い〜世界で1番大切なキミへ〜



キーンコーン──



校内に授業終了のチャイムが鳴り響いた。

すると廊下は下校や部活に向かう生徒で賑やかになる。



「お前未菜ちゃんと帰るの?」



鞄を持ち俺の席に翼がやって来た。



「そうだよ」



「ったく、ラブラブだなー!気をつけて帰れよ!したっけな!!」



「おう!明日な!」



俺達は笑顔で挨拶をした。

それから俺は未菜を迎えに行くため1つ上の階へと足を運んだ。



さすがに2年の階なだけあって、3年の俺がいると浮いてしまう。

おまけに視線を感じる。

まぁ、今に始まったことじゃないし慣れたけどね。



俺は未菜のクラスへ行くと中を覗いた。



「あっ、未菜ちゃんですか??」



そんな俺の様子に気が付いた未菜のクラスメイトは俺に気を使って未菜を呼んでくれた。



「お待たせ!」



未菜は鞄を持ち俺の前に笑顔で現れた。



「じゃあ、行こっか」



俺達は少し視線を浴びながら、並んで昇降口へと向かった。