笑顔でメールを確認する未菜。
そんな未菜の表情が固まった。
《好きです。》
長文ではない、明らかに一瞬で読める文。
その時、
「瑠星!未菜ちゃん!」
翼が俺と未菜の名前を叫んだ。
気付けば花火の明かりはなく、もう全てやってしまったようだった。
「今行く!!」
俺はベンチから立ち上がると、翼に聞こえるよう叫んだ。
そして、翼に名前を呼ばれハッとしたのか未菜は小さく〝えっと〟と呟いた。
今の俺には振り返り未菜の顔を見る勇気はなかった。
だからその代わりに、
「嘘じゃないから」
と伝え俺は翼のいる方に歩き始めた。
歩いてる最中、後ろからずっと見られているように感じ背中がもどかしかった。


