【完】36℃の思い〜世界で1番大切なキミへ〜



「じゃあ、私が教えますね!!」



そんな俺に未菜は優しく微笑むと俺にぐっと近づいた。



「まずはメールの中の項目から...」



...近い!!!

そりゃあ...メールの使い方を教えるんだから、離れていたら教えられないけども。

そんなの分かってるけども!!!

だけど、肩はもちろんくっ付いていて、俺の顔の横には未菜の顔。

正直...メールの操作どころじゃないっす。



「それで、あとはここの所に文字を打つだけです!!」



未菜は教え終わると俺から少し離れた。

それが少し...寂しく感じる。



「ありがとう」



俺は未菜にお礼を言うと携帯と向き合った。



「いえいえ!りゅーちゃんの初メール楽しみにてます!」



「ちょっと、ハードル上げないで」



どんな文がいいのか必死に考える。

確認メールなんだし...届いた?とかそんな感じ??

けどそれが俺の初メールって...微妙な気もする。



未菜は花火をしている部員の方を眺めていた。

その横顔は今日だけで何度目だろう、俺の胸を弾ませた。