「じゃあ、私が教えますね!!」
そんな俺に未菜は優しく微笑むと俺にぐっと近づいた。
「まずはメールの中の項目から...」
...近い!!!
そりゃあ...メールの使い方を教えるんだから、離れていたら教えられないけども。
そんなの分かってるけども!!!
だけど、肩はもちろんくっ付いていて、俺の顔の横には未菜の顔。
正直...メールの操作どころじゃないっす。
「それで、あとはここの所に文字を打つだけです!!」
未菜は教え終わると俺から少し離れた。
それが少し...寂しく感じる。
「ありがとう」
俺は未菜にお礼を言うと携帯と向き合った。
「いえいえ!りゅーちゃんの初メール楽しみにてます!」
「ちょっと、ハードル上げないで」
どんな文がいいのか必死に考える。
確認メールなんだし...届いた?とかそんな感じ??
けどそれが俺の初メールって...微妙な気もする。
未菜は花火をしている部員の方を眺めていた。
その横顔は今日だけで何度目だろう、俺の胸を弾ませた。


