【完】36℃の思い〜世界で1番大切なキミへ〜



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16時50分。

俺は待ち合わせ場所のクローバー公園に着いた。

クローバー公園には既に部員数人がいて俺もそこに混ざる。



それから10分後には、殆どのメンバーが揃った。

だけど、そこには翼と未菜の姿が見えない。



「主催者が遅刻ってさすが翼くんだよね」



「未菜も遅刻とか珍しー」



花火大会ということがこの場を和ませているんだろう。

みんな笑顔で呑気に話している。



けれど俺だけは気が気でなかった。

帰りの翼の言葉がやけに引っ掛かる。



「俺ちょっと見てくる!!」



近くにいた部員にそう告げると、俺は公園を飛び出そうとした時──



「瑠星なにしてんの?」



翼と未菜がやって来たのだ。



「あっ...えっと...お前達遅いから」



てか、一緒に来るって?そういうこと?

翼はもう告ったのか?返事はなんて?



「ごめんごめん。未菜ちゃん遅くってさ」



「私のせいにしないでくださいよ」