「俺、告白する」
ハッキリと言われた言葉。
告白って...好きな人に想いを伝えるやつでしょ?
「...まじで?」
てことは、もしも返事がOKだったら...
翼と未菜は付き合うって...こと?
「まじ」
そのことを考えたら、どうしようもなく胸が張り裂けたように痛くなった。
「...い...つ......その、言うの...?」
...こんなの...最悪だ。
こんな状況になって、初めて自分の気持ちに気づくなんて。
「今日の花火大会」
俺は...未菜が好きだ...
「そっか...そっか......」
けれどその相手は、翼の好きな人。
あんなに無邪気に彼女のことを好きでいた翼を知っている以上、この気持ちを彼に言えない。
「が、頑張れよ!!」
だから俺は無理矢理笑うと、背中を押す言葉を掛け応援した。
「......ありがと」
翼はそう言うと、それから一言も口を開くことはなかった。
そうして俺達は別れ、家へと帰った。


