【完】36℃の思い〜世界で1番大切なキミへ〜



「いきなりなしたんだよ」



そんな大声を出すことなんてなにもないのに。



「ごめんごめん!今日俺、たまたま携帯家に忘れてたんだった!!本当ごめんな!」



「忘れた?」



「そーそー。本当俺どうかしてるよなーこんな日にタイミング良く忘れるなんてさ」



ブーブー──



その時、確かにバイブの音が聞こえた。



自分の携帯を確認するが、鳴ったのは俺ではない。

ということは...

視線を翼に移せば、アハハと苦笑いをしていた。



「アハハ...どうやら携帯忘れてなかったみたいハハッ」



「翼って本当マヌケだよね」



「マヌケとか酷いなぁ...あっ!!けどごめん!!瑠星よ!!充電があと1%しかない!!!!だから連絡先交換するのはまた今度で!!!」



1%?

まだ半日しか経ってなくて1%って...相当充電持ち悪いのか??



そんなことを思いながらも、連絡先の交換が無くなり、今は少しホットしてる自分がいた。



「うん...それより、翼大丈夫??」



「なにが?」



なにがって...



「汗、やばいけど」