「いきなりなしたんだよ」
そんな大声を出すことなんてなにもないのに。
「ごめんごめん!今日俺、たまたま携帯家に忘れてたんだった!!本当ごめんな!」
「忘れた?」
「そーそー。本当俺どうかしてるよなーこんな日にタイミング良く忘れるなんてさ」
ブーブー──
その時、確かにバイブの音が聞こえた。
自分の携帯を確認するが、鳴ったのは俺ではない。
ということは...
視線を翼に移せば、アハハと苦笑いをしていた。
「アハハ...どうやら携帯忘れてなかったみたいハハッ」
「翼って本当マヌケだよね」
「マヌケとか酷いなぁ...あっ!!けどごめん!!瑠星よ!!充電があと1%しかない!!!!だから連絡先交換するのはまた今度で!!!」
1%?
まだ半日しか経ってなくて1%って...相当充電持ち悪いのか??
そんなことを思いながらも、連絡先の交換が無くなり、今は少しホットしてる自分がいた。
「うん...それより、翼大丈夫??」
「なにが?」
なにがって...
「汗、やばいけど」


