【完】36℃の思い〜世界で1番大切なキミへ〜



「買ったんなら言えよな、勿体ぶっちゃってさー」



「あはは。ごめんごめん」



別に勿体ぶっていた訳でもないけれど。

なんとなく...いや、未菜の連絡先を1番に入れたかったのだ。



「まぁ、いいけどさ。連絡先交換しよーぜ!」



「...えっ!?」



「...ん?」



ゆっくりと翼の言った言葉を脳内で繰り返す。



...連絡先交換...そりゃそうなるか。



「...うん、いいよ」



ここで断るのも変だし。

第一翼に不快な思いをさせてしまう。

翼に不快な思いをさせてまで叶えたいことでもないから頷き携帯を操作した。



その時──



「あっ!!!!!」



翼の大きな声が耳に響き渡った。