【完】36℃の思い〜世界で1番大切なキミへ〜



「俺も見習おっかなー」



「はい??」



「大会近いからさー。俺も一応」



うっ...。

嘘ついた自分が悪いけれど...

この翼の言葉により明日から俺の朝練は確実なものとなった。



それから俺達は部員が来るまで朝練をした。



部員がちらほらと集まってきて、みんなまず驚きの声を出していた。

そして顧問まで。



みんな翼の早起きに気を取られていて、誰も俺の早起きや朝練のことなんて指摘されずひとまず安心。



けど1人例外がいた。

翼をからかう部員を少し外から眺めていれば隣にすっと人が来たのだ。



「りゅーちゃん、珍しいですね」



俺のことを〝りゅーちゃん〟なんて言うのは未菜しかいない。

それに〝珍しいね〟とか。

そんなこと言われるなんて思ってもいなく驚いた。