【完】36℃の思い〜世界で1番大切なキミへ〜



翼は俺の質問に翼は頭をポリポリと掻き出した。

どこか言いづらそうに視線を外し、



「未菜ちゃんに早く会いたくって...」



「...そっか」



いつもバカ正直に惚気だって言うのに、そんなヤツがやけに照れたらこっちまで恥ずかしさが移る。



「瑠星こそなしたんだよ?」



「へ??俺??」



まさか話題が俺に向くなんておもってもいなかった。



「......別に?いつもこの時間だよ」



「は?嘘だろ?早すぎるだろ!?」



「いや、マジ。俺朝練してるから」



俺は嘘をついた。



こんな時間に来たことなんて初めてだし、朝練なんてしてない。

だけど、俺自身も分かってないことを相手に話すのは難しい。

それに...なんとなく分かったらダメな気がした。