【完】36℃の思い〜世界で1番大切なキミへ〜



…相川って…



「1年の?」



翼は小さく頷いた。



「まじかよ!」



寄りにもよって年下の1年って。
てか、どんな子だっけ??



俺はソフトテニス部の部員の顔を思い浮かべていく。



んー…相手に失礼だけど…正直目立つ見た目でも無いし、関わりなんて殆どない中、ハッキリと顔を思い出すことは至難の技。

部活の時意識して見てみよう。



「まあ、頑張れよ!!」



そう言うと翼はさらに顔を赤く染め、笑顔で〝おう!〟と答えた。



その姿は男の俺から見てもドキッとしてしまう。

それぐらい、今の翼はいい意味で可愛く、カッコよくて、少し憧れた。



それから翼は移動教室があれば、〝相川さんいなかな〟って言ってみたり。

〝早く部活に行きたい〟など言っていた。



そんな翼の姿は珍しく、見ていて飽きることが無かった。