「えっと…その…」
未菜は余計に涙目になっていた。
……俺のせいだ。
ごめん。ごめん…未菜…
「用が無いなら僕に話し掛けないでくれる?」
本当はこんなこと言いたくない。
話し掛けるなとか思っていない。
でも、これで俺のことを嫌いになってくれたら…
未菜と関わらなくて済むんだ。
俺から突き放すのは辛い…
だったら未菜から突き放してくれ。
「じゃあ、俺行くから」
俺は気持ちを落ち着かせるためテニスコートを出ようと立ち上がる。
「あの!!昨日はすみませんでした…けれど…思い出せなくて…」
けれど未菜の言葉に足が止まる。


